Service Quality in Public Library : A Qualitative Research

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Other Title
  • 公立図書館のサービス品質に関する質的研究

Abstract

研究論文

超高齢社会の進展に伴い,高齢期の生涯学習を支援する施設として図書館が注目されている。これまでの研究では,図書館サービス品質の測定尺度としてLibQUAL が開発され,「サービスの姿勢」「情報管理」「場としての図書館」の3 次元が明らかになっている。しかし,これらの次元を構成するサブカテゴリは十分に検討されていない。本研究は,LibQUAL の3 次元および学習プログラムに関するサブカテゴリを検討することを目的とする。高齢者を対象に,公立図書館のサービス品質に関する自由記述調査を実施し,定性的な分析を行った結果,12 のサブカテゴリが生成された。具体的には,①「情報管理」に関しては,「自律的かつ効率的蔵書検索システム」,「鮮度の異なる文献の提供」,「幅広い分野の文献の提供」,「図書室に所蔵が無い本の取り寄せ」および「予約手続き時間の短縮」が,②「サービスの姿勢」については,「接遇の快さ」と「人的支援の迅速性・正確性」が,③「場としての図書館」については,「雰囲気の良さ」「静けさ」「場所の使い心地」が,④「学習プログラム」に関しては,「新たな興味関心の喚起」と「興味関心の充足」が抽出された。

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Keywords

Details 詳細情報について

  • CRID
    1050014481143486592
  • HANDLE
    2115/89061
  • ISSN
    27580695
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • IRDB

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