A CASE OF TYPE 1 DIABETES MELLITUS AND NEPHROTIC SYNDROME WITH GOOD GLYCEMIC CONTROL DURING STEROID ADMINISTRATION

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  • 1 型糖尿病とネフローゼ症候群を合併しステロイド投与中も良好な血糖コントロールが得られた1 例

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副腎皮質ステロイドの副作用には血糖上昇やインスリン抵抗性の増大がある.今回,我々はネフローゼ症候群と1 型糖尿病を合併し,ステロイドの投与方法をステロイドパルス療法や隔日投与に変更する中で,細かなインスリン調整による血糖コントロールを要した症例を経験した.症例は3歳男児. 1 歳7 か月時に1 型糖尿病を発症し,持続皮下インスリン注入療法を行っていた.入院前日に眼瞼浮腫を認め,低アルブミン血症および高度蛋白尿よりネフローゼ症候群と診断した.プレドニゾロンの投与を開始したがステロイド抵抗性となり,腎生検で微小変化型と診断した.シクロスポリン投与とステロイドパルス療法を併用し完全寛解に至った.ステロイドパルス療法やプレドニゾロンの投与量の変更に伴い血糖変動を認めたがフラッシュグルコースモニタリングを参考に基礎インスリン量やカーボ/ インスリン比を調整し,インスリンポンプによるインスリン注入を行うことで良好な血糖コントロールが得られた.

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