小学校知的障害特別支援学級担任の自立活動の指導に対する困難さと工夫の内容分析

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  • ショウガッコウ チテキ ショウガイ トクベツ シエン ガッキュウ タンニン ノ ジリツ カツドウ ノ シドウ ニ タイスル コンナン サ ト クフウ ノ ナイヨウ ブンセキ
  • Analysis of Difficulties and Ingenuity in Guidance for Independent Activities by Teachers in Elementary School Special Needs Classes.

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本研究では、小学校知的障害特別支援学級における自立活動の指導に対する教員の困難さや実際に行っている工夫を明らかにすることを目的に自由記述形式の質問紙調査を実施した。「実態把握」、「共通理解」、「専門性」の3観点に焦点を当てて書かれた回答(n=91)の内容を質的に整理・分析したところ、困難さについては、3観点に共通して時間的ゆとりのなさや自立活動の専門性向上の難しさが示された。工夫としては、そのような困難さを抱えながらも、自立活動の指導について最低限の研鑽を積みながら日々指導を行っていることが示された。充実した自立活動の指導を実現するためには、実態把握、共通理解、専門性における支援学級担任の困難感を低減するだけでなく、時間的ゆとりのない中でも行える工夫を、より負担の少ない方法で実践していく必要性が示された。

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