日本産アサリの寄生生物目録(1906-2012年)

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タイトル別名
  • A checklist and bibliography of the parasites of Manila clams (Ruditapes philippinarum) of Japan (1906-2012)
  • ニホンサン アサリ ノ キセイ セイブツ モクロク(1906-2012ネン)

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抄録

アサリはわが国で水産上重要な貝類の1種である.本目録は,1906~2012年に出版された文献に基づき,日本産アサリから記録された18種の寄生生物(渦鞭毛虫類2種,繊毛虫類1種,ヒラムシ類1種,吸虫類3種,ウミグモ類1種,カイアシ類7種,十脚類3種)と未同定の寄生生物(渦鞭毛虫類,ケルコゾア類,吸虫類,条虫類,カイアシ類,十脚類)の情報(異名リスト,宿主,寄生部位,地理的分布,文献)を種ごとに整理したものである.1980年代半ばから日本のアサリ漁獲量は急減し,この減少は中国や北朝鮮などからのアサリの輸入とほぼ時期を同じくしている.輸入アサリの寄生生物相を明らかにし,特に病原性のあるパーキンサス属原虫がアサリ資源に与える影響を評価する必要がある.

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