書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship Between the Developmental Status of Children at the Age of 5 and Adaptability After Elementary School Enrollment
- 5サイジ ハッタツ オ キロク シタ コドモ ノ シュウガク ゴ ノ ケントウ
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説明
5歳時の発達を記録した年中児を小学校1年生まで追跡し,幼児期後半の発達の状態と就学後の学校適応との関係を調査した。年中時で発達に課題を有した児の小学校1年生の学校適応状態を検証した。その結果,年中時に質問応答に課題があった場合には,就学後の学習面で配慮を要することが分かった。また,年中時に行動面と 発達面もしくは質問応答に課題があった場合には,就学後も行動面への配慮を要した。一方,年中時に行動面のみ課題があった場合には,就学後は問題を呈することはなかった。また,年中時に発達に大きな課題を有していない児でもルール理解の悪さ等の特徴がみられた場合には,就学後に学習面で配慮を要する子どももいた。さらに,年中時と小学校1年時の行動面を比較した結果,年中から小学校1年の間では5分の1の子が問題を呈する行動項目や,小学校1年で問題行動が増加する項目もあり,行動項目別に就学前後で配慮した関わりの必要性が示唆された。
収録刊行物
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- 人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌
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人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌 20 (1), 35-43, 2020-03
県立広島大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050015333085036928
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- NII論文ID
- 120006884881
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- NII書誌ID
- AA12121256
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- NDL書誌ID
- 031182778
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- ISSN
- 13463217
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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