氷板厚計算式に基づく実用的な解氷時期推定手法の開発
説明
本研究の目的は,アイスジャム発生前に現れる解氷時期の推定手法の開発である.解氷時期に氷板厚が減少するため,氷板厚の計算式の精度向上を試みた.積雪・融雪・降雨を考慮した氷板厚計算式は,計算値の精度が高いことを示し,支配的なパラメーターは計算上の最小水温であることが分かった.解氷時期を推定する指標として,氷板厚の変動加速度PBを提案した.6つの入力値を用いる実用的な解氷時期推定手法を開発した.本手法は,アイスジャム発生付近でPBのピークが現れており,安全側で解氷時期を推定した.本手法においては,全面結氷時の氷板厚も重要なパラメーターであることが分かった.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B1(水工学)
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土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_205-I_210, 2023-01
土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050015487549324544
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB