現実世界のゲーム体験を拡張する麻雀インタラクション
説明
本研究では,対面麻雀の点数計算をプレイヤーが行う必要があるという問題を解消するとともに,ゲーム体験を拡張することを目的として,対面麻雀にアプリ麻雀の「点数の自動計算」と「演出」を取り入れたシステム「Projection Mahjong」を提案する.深層学習を用いた物体検出により,プレイヤーの牌を認識することで点数の自動計算を実現し,プレイ中や点数計算結果の表示の際にプロジェクションマッピングとサウンドを追加することで,アプリ麻雀の利点である演出を対面麻雀に実現する.手牌の検出精度を評価する実験を実施した結果,約96%の精度で牌の検出が可能であることを確認した.また,8 人の被験者を対象に 3 種類 (対面麻雀,アプリ麻雀,Projection Mahjong) の環境で麻雀を行う実験を実施した結果,提案手法では対面麻雀の利点であるコミュニケーションの取りやすさや卓以外の情報を活用したプレイをより引き出すことを確認した.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 623-632, 2023-06-28
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050016107290290560
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00228010/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB