牛の健康管理・繁殖管理に利用可能なスマート畜産技術と動衛研の取り組み

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タイトル別名
  • Smart livestock technology for cattle management and the efforts of the NIAH
  • ウシ ノ ケンコウ カンリ ・ ハンショク カンリ ニ リヨウ カノウ ナ スマート チクサン ギジュツ ト ドウエイケン ノ トリクミ

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抄録

近年,国内では少子高齢化や後継者不足から畜産従事者数が急激に減少している。その一方で,牛群の大規模化が積極的に進められ,農家一戸当たりの飼養頭数は急激に増加している。その結果,牛の健康管理や繁殖管理に十分な労力を割くことが困難となりつつある。世界的にも,畜産分野の労働力確保や牛群の大規模化に伴う問題が顕在化しており,少人数で多数の牛を飼養管理可能なスマー卜畜産機器が多数市販されるようになっている。スマート畜産機器は,家畜の管理作業を対象としたものと,家畜の飼養作業を対象としたもの(餌寄せロボットや清掃ロボット,敷料散布機など)の2つに大別できる。本稿では,前者について,特に牛の健康管理と繁殖管理に利用可能なスマート畜産機器を,施設型とウェアラブル型(体に取り付けるもの)に分けて概説するとともに,農研機構動衛研での取り組みについても紹介する。

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