河床堆積物の下流方向にかけての細粒化についてどのように教えているのか:指導案分析を通して

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タイトル別名
  • カショウ タイセキブツ ノ カリュウ ホウコウ ニ カケテ ノ サイリュウカ ニ ツイテ ドノ ヨウ ニ オシエテ イル ノ カ : シドウアン ブンセキ オ トオシテ
  • How Do Teaching about the Causes of Grain Size Distribution In Rivers:Through Teaching Plan Analysis

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抄録

本研究では 47 都道府県,20 政令指定都市の教育委員会が所管する教育センター等が提示している学習指導案を対象に,小学校理科第 5 学年の単元「流れる水の働きと土地の変化」の指導において,河床堆積物の下流方向にかけての細粒化の成因として,破砕・摩耗説か選択運搬説のどちらの指導内容を採用しているか調査・分析した。その結果,当該単元に関する指導案が 57 編確認でき,河床堆積物の下流方向にかけての細粒化を扱っていた指導案は 13 編あり,成因について扱っていた指導案は 12 編だった。そのうち破砕・摩耗説のみを扱っていたのは 9 編,選択運搬説のみを扱っていたのは 2 編,両方を扱っていたのは 1 編だった。分析から,石やスポンジの摩耗実験は,破砕・磨耗を補強するために用いられていること,砂の形成に関する誤解に基づく指導がなされている可能性のあることが見いだされた。

流れる水の働きと土地の変化

選択運搬作用

破砕・摩耗作用

河床堆積物

小学校理科

identifier:KK002300011669

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