エマソンのスウェーデンボルグ評: Representative Men と“Initial, Dæmonic, and Celestial Love”

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タイトル別名
  • Emerson on Swedenborg: Representative Men and“Initial, Dæmonic, and Celestial Love”
  • エマソンのスウェーデンボルグ評 : Representative Menと"Initial, Daemonic, and Celestial Love"
  • エマソン ノ スウェーデン ボルグヒョウ : Representative Men ト"Initial, Daemonic, and Celestial Love"

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抄録

Ralph Waldo Emersonの Representative Men( 1850)はエマソンが「代表」と「表現」の観念を形成するのを助けた六人の「偉大な人々」を論じる。プラトン、スウェーデンボルグ、モンテーニュ、シェイクスピア、ナポレオン、ゲーテは人々の精神を代表すると同時に、それを表現した人々である。“Swedenborg; or, the Mystic “の章は、スウェーデンボルグの著作、The Economy of the Animal Kingdom がプラトンやネオプラトニストの観念論を自然科学の観点から更新したことを評価する。スウェーデンボルグの物質世界が精神世界を代表するという観察はエマソンに自然界における「人間の無限性」を教えた。 スウェーデンボルグはプラトンの「上昇する」愛の観念を受け継ぎ、“Natural, Spiritual, and Celestial”という三段階を設けた。一度はスウェーデンボルグを信奉したWilliam Blake がMarriage of Heaven andHell( 1789)では段階を峻別することを批判したように、エマソンの詩、“Initial, Dæmonic and CelestialLove” もまた物質界と精神界との対応や代表関係、天地をつなぐ「真の天文学」を示すことでスウェーデンボルグの思想を更新したことを、三部構成の詩の第二部に「ダイモン」と「天」とが同時に現れる理由やキューピッドの目と天空との対応の描写を中心に検証する。

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