荀悦『漢紀』「孝成帝紀」一巻 第二十四の検討 : 『漢書』紀十「成帝紀」および他の『漢書』の記述との比較を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • ジュンエツ 『 カンキ 』 「 コウセイテイキ 」 イッカン ダイニジュウヨン ノ ケントウ : 『 カンショ 』 キ ジュウ 「 セイテイキ 」 オヨビ タ ノ 『 カンショ 』 ノ キジュツ ト ノ ヒカク オ チュウシン ト シテ
  • ジュンエツ カンギ コウセイテイキ 1カン ダイ24 ノ ケントウ : カンジョ キジュウ セイテイキ オヨビ タ ノ カンジョ ノ キジュツ トノ ヒカク オ チュウシン トシテ
  • Examination about "Hanji" "Xiaochendiji" Vol.1-24

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説明

私見によれば班固の『漢書』は、前漢の成帝を「亡国の君」と見なし、前漢自体の滅亡が不可避かつ必然の史実であることの論証を以て重要な叙述目的とする著作であった。そのことを踏まえて、後漢の荀悦が著した『漢紀』、とくにその「成帝紀」の記述と『漢書』のそれとを比較すると、前者もまた、後者と同様の叙述目的を有している蓋然性が大きいことが推測される。

収録刊行物

  • 東洋研究

    東洋研究 212 25-49, 2019-07-25

    大東文化大学東洋研究所

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