VVC映像符号化並列処理のための映像分割に関する一検討

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抄録

2020年7月に標準化された映像符号化方式VVCは、従来規格のHEVCと比較してデータ量が削減される一方で、演算量は増加し、4Kのような高解像度映像の符号化に多くの時間が消費される。そこで、高解像度映像の符号化時間の短縮化を目的として符号化の並列処理方式を検討する。本方式では、低遅延符号化を重視し、フレーム内で画像を分割して並列処理を行う。フレーム内で分割を行うと符号化時に分割の境目間で画像が参照できなくなるため、符号化性能の劣化が生じる。そこで、動画分割方法による符号化時間と符号化性能のトレードオフを定量的に議論する。

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