微分位相幾何学に基づく静止画における視線誘導方策の視覚分析

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抄録

著名な画家や写真家の作品制作では,明確な線だけでなく,似た形状の並びや,グラデーション,筆遣い等を利用したリーディングラインを構図内に含ませることで,作品の主役を強調しながら,その周囲にも視線を誘導し,観る者に作品の隅々まで鑑賞させることが意識されている.静止画に対する誘目測度として一般的に顕著度が用いられているが,このようなスカラ特徴量では視線の流れが表現されない.そこで本発表では,顕著性マップから抽出したレーブグラフに基づく,リーディングラインの視覚分析手法を提案する.さらに,絵画作品から得られたリーディングラインを実際の観察者に対する視線追跡結果と比較し,本手法の妥当性を証明する.

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