英文アブストラクトのわかりやすさを定量化する

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抄録

英語を母国語としない人にとって、自分が書いた英文をわかりやすいか否かを判断することは難しい。本研究では、わかりやすさの定量化のため、原文と機械翻訳を用いて再翻訳を行った文との違いを編集距離で定量化する方法を試みた。ネイティブスピーカーを含む英語教員のわかりやすさの評価と比較すると、上記の編集距離と教員の評価には正の相関があった。より詳しく調べると教員のわかりやすさの評価基準にはミスタイプ型、文構造型、文法型があること、さらに、編集距離は文法型のわかりやすさに対応することが明らかになった。これらの結果に基づいて、入力文に対してわかりにくさの原因となっている部分を指摘するシステムを提案する。

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