文脈の一貫性を考慮した歌詞フレーズの提案システム

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抄録

本研究の目的は、作詞の補助システムの構築である。歌詞の伝えたい内容を音数の制約を満たして表現することは難しい。既存研究では、短文からフレーズへ変形を行う手法や、楽譜と歌詞を学習させて歌詞を出力する手法などが提案されている。前者は複数文からなる歌詞全体の一貫性が考慮されていなく、後者は学習に必要なコストが高いという問題点が見られる。本研究では詩の音数等の制約を気にせずに書かれた散文とメロディに沿う音数を入力とし、重要度を用いて文章を取捨選択し、フレーズと歌詞の文節の切れ目の位置や、メロディと歌詞の音数が一致するよう変換して、複数の歌詞の候補を提案する。また、システムの有効性についての評価を示す。

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