成人看護学における臨床看護師と連携した シミュレーション教育の有用性の検討 -学生の評価から-

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of Usefulness of Simulation Education in Collaboration with Clinical Nurses in Adult Nursing -From Student Self Assessments-

抄録

本研究は臨床看護師と連携したシミュレーション教育の有用性を検討することを目的とした。方法は、1.シナリオ作成、2.シミュレーションの実施、3.シミュレーション教育の有用性の検討とした。研究対象者は看護学科3年生6名で術後急性期にある患者の観察を実施した。2人1組で観察した後全員で振り返りを実施した。シミュレーション実施後に無記名自記式質問紙調査を行った。内容は5段階のリッカート尺度を用いた目標達成度の自己評価、自由記述による演習の感想とし、単純集計と自由記述の内容から有用性を検討した。臨床看護師はシナリオ作成およびデブリファーとしてシミュレーシに参加した。質問紙調査の結果、目標達成度の項目平均値は 3.0~4.8 であった。臨床看護師の指導により、観察の視点や観察方法、アセスメントの根拠や報告の方法の理解が深まっていたことから、本シミュレーション教育は学習の動機付けとなっており有用であることが示唆された。

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