近年の証券市場動向と金融資産選択の重要性に関する一考察

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  • A Study of Recent Securities Market Trends and the Importance of Selecting Financial Assets
  • キンネン ノ ショウケン シジョウ ドウコウ ト キンユウ シサン センタク ノ ジュウヨウセイ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

近年、我が国の株式市場の盛況ぶりは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの主要指標からも様子がうかがえる。2020 年からのコロナ禍で一時的に変動したものの、総じて堅調な推移であると言えよう。また、債券市場(国債)においても、同様に活発な取引が見られる。その一方で、私たち個人の資産運用面では、長引く低金利下で高収益を上げることは難しさを増しており、運用環境の改善が望まれるのは当然のことと考える。さらに、家計金融資産の保有割合も引き続き預貯金中心で、リスク資産へのシフトが課題となっているままである。そこで、本稿では証券市場の動向を概観し、なぜ私たちの金融資産の保有割合に大きな変化が見られないのかを改めて検討していきたいと考える。そして、特に金融資産選択に対して、どのような対策・取組が必要なのかを1 つ1 つ考察していきたい。また、NISAをはじめとする近年の政府による投資支援策との現状および課題も整理することが目的である。

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