書誌事項
- タイトル別名
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- Depressive elderly living in a rural area with a reduced community function, factors regrding their anxiety over the future, and care needs
- シュウラク キノウ ガ テイカ シタ ノウソン チイキ コウレイシャ ノ ヨクウツ オヨビ ショウライ フアン ヨウイン ト ケア ニーズ
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説明
目的:本研究は、高齢者が人口の半数を超え、農産物の生産や集落機能が低下しつつある小島の一集落において、高齢者の心身機能及び健康・生活状況を調査し、当該地域における高齢者のケア・ニーズを明らかにする目的で行った。 方法:O地区に居住する65歳以上の高齢者371人のうち調査の承諾を得た157人を対象とした。健康・生活アンケート用紙はあらかじめ配布し、身体機能測定時に持参してもらった。身体機能測定は、筋肉量、脂肪量、基礎代謝量、脚点測定と開眼片足立ち(利き足立ち)時間、歩行機能、階段昇降時間、咀嚼能(ガム噛みテスト)を実施した。 結果:当該地域に居住する高齢者の抑うつは、男性では「独居」、「子供が町外に居住している」、「友人を訪問することがない」、「相談できる友人がいない」、「近所の人との会話が少ない」などと関連性がみられたが、身体機能との関連は少なかった。女性の抑うつは、「交通機関で外出できない」、「趣味・習い事をしていない」、「相談できる友人がいない」、「心配事を聞いてくれる人がいない」、「1km歩くのが困難」及び、開眼片足立ち、通常歩行、最大歩行、TUG、障害物歩行、階段昇降など身体機能の低下との関連が認められた。 将来不安は、65歳~74歳の男性では、「高血圧治療中」、「交通機関を利用して外出ができない」、「お金の支払い・預金の出し入れ・書類書きができない」と、75歳以上の男性では、「子どもが町外に居住している」、「つらいことが多い」、「友人を訪問することがない」などと関連が認められた。65歳~74歳の女性では、「つらいことが多い」、「買い物ができない」、「必要時に食事を作ってくれる人がいない」などと、75歳以上の女性では、「交通機関を利用して外出ができない」、「友人を訪問ことがない」、「若い人と話をすることがない」、「眠れない」などと関連がみられた。 結論:集落機能が低下した地域に居住する高齢者の抑うつ気分や将来不安を軽減するためには、手段的能力の減退による交流の減少・孤立化を防止する新たな生活支援制度・システムづくりや僻地医療の充実が必要である。
収録刊行物
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- 甲南女子大学研究紀要. 看護学・リハビリテーション学編
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甲南女子大学研究紀要. 看護学・リハビリテーション学編 (3), 51-, 2009-11-30
甲南女子大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050017300970003584
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- NII論文ID
- 40017033505
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- NII書誌ID
- AA12320503
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- ISSN
- 18825788
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- NDL書誌ID
- 10618526
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles