Zur Modalisierung beim althochdeutschen Tatian aus textgrammatischer Sicht ― Mit Hilfe der Sprechereinstellung von Übersetzern ―
-
- KUROSAWA, Hirokazu
- 近畿大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- On the Modalization of Old High German Tatian from a Text Grammatical Point of View ― With the Help of the Speaker’s Attitude of Translators ―
抄録
830年頃フルダの修道院でラテン語から古高ドイツ語へと翻訳された『タツィアーン』は、ラテン語の手本に極めて忠実に訳されている。これまでの研究で、古高ドイツ語『タツィアーン』の副文において、ラテン語とは異なり接続法によって話法化(Modalisierung)された箇所が7例確認されている。この話法化が起こるには、「コンテクスト」が重要だとされてきたが、話法化が行われる前後のテクストに関しては、全く考察がなされていなかった。そこで本稿では、古高ドイツ語『タツィアーン』の副文における話法化を含む前後のテクストを、テクスト文法の手法を用いて分析した。考察の結果、話法化を含むテクストを分析する場合には、「話者としての態度」という視点を加える必要があることが分かった。さらに、話法化は文を超えて行われるのではなく、文内で完結することが確認された。
収録刊行物
-
- 近畿大学教養・外国語教育センター紀要(外国語編)
-
近畿大学教養・外国語教育センター紀要(外国語編) 14 (2), 19-37, 2023-11-30
近畿大学全学共通教育機構教養・外国語教育センター
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050017455880312448
-
- ISSN
- 2432454X
-
- 本文言語コード
- de
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB