実践記録による評価を踏まえた保育実践の検討 -年中児における紙を題材にした活動に着目して-

書誌事項

タイトル別名
  • The Study of the Childcare Practices based on Evaluation by Practice Records   -Focusing on the Activities of 4-year-old Children using Paper as a Subject-
  • ジッセン キロク ニ ヨル ヒョウカ オ フマエタ ホイク ジッセン ノ ケントウ : ネンジュウジ ニ オケル カミ オ ダイザイ ニ シタ カツドウ ニ チャクモク シテ

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説明

年中児を対象とした紙を題材とした保育活動を取り上げ、実践記録に基づいて実施された評価、それにより実践された保育活動、認められた対象児の育ちを検討した。評価を踏まえた保育活動が進められたことで、対象児には以下のような育ちが見られた。 (1)色がにじむという紙の持つ特徴の面白さや不思議さを感じる。 (2)材料として用いた障子紙の吸水しやすい特徴を知る。 (3)紙の種類の違いにより吸水性が異なることに気づく。 (4)吸水性が異なるのは紙に書かれた文字の有無や紙の色の違いによるものではないことに気づく。 (5)種類の異なる紙の、吸水性以外の特徴に気づく。 また、活動に対する意欲や、疑問の解決法を考える思考力、表現力の育ちも見られ、保育実践において評価を行うことの意義が示唆された。

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