Study of Foreign Literature Regarding the Methods of Intervention for Pregnancy Related Backache and Pelvic Pain

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  • 妊娠に関連した腰痛と骨盤痛への介入方法における国外文献の検討
  • ニンシン ニ カンレン シタ ヨウツウ ト コツバンツウ エ ノ カイニュウ ホウホウ ニ オケル コクガイ ブンケン ノ ケントウ

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妊娠に関連した腰骨盤痛はよくみられる症状であるが、その臨床的意義については不明な点が多く、複数の病態が含まれていて、予後やその病態の違いから少なくとも、腰椎由来の腰痛と骨盤由来の骨盤痛に分類する必要があることがここ10~20年の間に報告されている。腰痛と骨盤痛は病態の違いから対処方法も異なると示唆されるが、効果の検証は十分に行われておらず、腰痛と骨盤痛を明確に分類して対処方法を検証している論文はさらに少ない。このような現状にもかかわらず、腰骨盤痛の妊婦の約60%がマッサージ、針、リラクゼーション、ヨガ、カイロプクティックなどの補完・代替医療を受けている。そこで、本研究では妊娠に関連した腰痛や骨盤痛の介入方法について検証した論文を収集し、腰痛と骨盤痛それぞれに応じた介入について検証して、日本の現状にあった対策を探索することを目的とする。結果、妊娠に関連する腰痛や骨盤痛は用語および診断方法が多様なため、介入も多様に存在し、効果の検証結果も対立している。運動療法は腰痛には効果的であるが、骨盤痛には骨盤ベルトと組み合わせて実施することが望ましい。針治療は腰骨盤痛の軽減に有用である。しかし、ほとんどの研究が個人の症状に応じた対応をすることで効果をあげている。

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