書誌事項
- タイトル別名
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- Intracranial and extracranial extension of frontal sinusitis: Two cases of Pott’s puffy tumor with subdural empyema
抄録
Pott’s puffy tumor(PPT)は骨膜下膿瘍を伴う前頭骨の骨髄炎であり,副鼻腔炎の合併症の1つである.PPTは10歳台に好発し,頭蓋内病変を合併することも多い.症例はいずれも10歳,発語減少や不穏,意識障害などの症状を契機にPPTと診断された,硬膜下膿瘍合併の副鼻腔炎である.PPTは前頭洞炎からの進展が最多とされ,症例1,2いずれも前頭洞から板間静脈を介した進展と判断された.起炎菌は嫌気性菌や日和見菌のことがあり,複数菌種が関与することもある.治療は内科的・外科的治療を併用することが多く,治療経過や予後の観点から適切な選択が重要である.ここに報告する症例では各々,Fusobacterium sp.とPseudomonas alcaligenesが検出され,複数菌種を想定した抗菌薬加療を行い,2症例とも外科的治療を要した.副鼻腔炎の頭蓋内合併症は速やかに診断し,細菌学的検索,適切な抗菌薬の選択,適切な時期の外科的治療が重要である.
収録刊行物
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- 浜松医科大学小児科学雑誌
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浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 28-36, 2024-03-15
浜松医科大学小児科学雑誌編集部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018042602972160
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- ISSN
- 24362433
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- HANDLE
- 10271/0002000090
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB