Contents Tourism as a Component of Regional Development through Tourism in Kawagoe City, Japan
抄録
埼玉県の川越市は、かつて江戸との交流が盛んであった城下町であり、今も江戸情緒を残す観光地として有名である。しかしその美しい歴史的景観形成は 1960年代より始められ、観光地小江戸川越の整備は平成以降である。単純な軌跡ではなかったが、川越は観光地開発による地方活性化に成功した一例と考えられている。本論文は、川越がいかに町並み保全を行い観光地として発展したかを、ヘリテッジツーリズム、コンテンツツーリズム、フードツーリズムの観点からも提示する。中でも、コンテンツツーリズムは、川越の観光開発において極めて重要な役割を果たしたが、観光地化の全体像を捉えた場合、多岐にわたるプロセスのほんの一部に過ぎない。 川越は、地方創生を目指した観光地化という多角的国家戦略とそれに伴う諸問題を精察できる縮図である。近年の観光業界で見られた外国人観光客の大幅な増加、観光客集 中による交通渋滞等のオーバーツーリズム、また、感染症蔓延の際に浮上したマイクロツーリズムについても、川越を通して論じる。
収録刊行物
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- International Journal of Contents Tourism
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International Journal of Contents Tourism 7 1-25, 2024-03-09
Center for Advanced Tourism Studies, Hokkaido University
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018042603117184
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- HANDLE
- 2115/91277
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB