<論考> 「花びらの数はフィボナッチ数」は本当か? (人間科学部特集号:楠本秀忠教授退職記念号)

書誌事項

タイトル別名
  • <Article> Is it true that the number of petals is Fibonacci number? (Speical Issue of the Faculty of Human Sciences ; Studies Presented to Prof. Hidetada Kusumoto on his Retirement)
  • ロンコウ ハナビラ ノ カズ ハ フィボナッチスウ ハ ホントウカ ニンゲン カガクブ トクシュウゴウ クスモト ヒデタダ キョウジュ タイショク キネンゴウ

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抄録

type:01 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper

NHK(日本放送協会)はある番組で「花びらの数はフィボナッチ数に落ち着く」という説明をした。フィボナッチ数には4と6が含まれていないが,4弁や6弁のものが多く存在する。キク科の植物で舌状花(花びら)の数は,幅をもって分布するので枚数を特定できない。また,このようなトンデモ説がどのようにして作られたか経緯をまとめた。私は植物学の根拠がなくNHKに訂正を申し入れたが,問題はないとして一年間オンデマンドで視聴を可能にした。テレビ番組ではあるが,日本の教育や研究に多大な影響を与えるので,看過できないと判断し論考にまとめることにした。

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