<研究ノート> スプリント能力と自転車エルゴメーターによるペダリング発揮パワーおよび体格との関係 (人間科学部特集号:楠本秀忠教授退職記念号)
書誌事項
- タイトル別名
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- <Research Note> Relationship between sprint running and pedaling power measured by bicycle ergometer and body physique (Speical Issue of the Faculty of Human Sciences ; Studies Presented to Prof. Hidetada Kusumoto on his Retirement)
- ケンキュウノート スプリント ノウリョク ト ジテンシャ エルゴメーター ニヨル ペダリング ハッキ パワー オヨビ タイカク トノ カンケイ ニンゲン カガクブ トクシュウゴウ クスモト ヒデタダ キョウジュ タイショク キネンゴウ
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抄録
type:01 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
疾走スプリント能力(以下,スプリント能力)は,多くの運動・スポーツの場面においてパフォーマンスに大きな影響を与える。このスプリント能力はペダリング運動で得られた情報をもとに評価でき,生田ら3)は,スプリント能力とペダリング発揮パワーに相関関係があることを報告している。しかしながら,先行研究ではスプリント能力を疾走距離50m前後で評価していることが多く,球技系の多くのスポーツでは全力疾走する距離が50mより短いことの方が多い。そこで本研究では,疾走距離30mのスプリント能力とペダリング運動との関係を明らかにすることを目的とした。被験者は,大学男子陸上競技部10名とした。30m走測定は10m毎に光電管を設置し,0-10m区間,0-20m区間および0-30m区間で行った。なおスタートはスタンディングで,自らのタイミングで動き出し,身体がセンサーに触れた時点をスタートとした。ペダリング発揮パワー測定では10秒間全力ペダリング運動を行った。負荷(kp)の設定は,被験者それぞれの体重の5%,7%および9%とした。得られたデータは,各負荷における最高回転数,平均パワー,最大発揮パワーおよび最大発揮パワー到達時間である。また3段階の負荷における最高回転数との関係から,推定最大発揮パワーも算出した。30m走タイムは,ペダリング運動の各体重における負荷7%と9%において最高回転数と有意な負の相関関係が認められ,負荷9%のみに30m走タイムは平均パワーおよび最大発揮パワーに有意な負の相関関係が認められた。また30m走タイムと推定最大発揮パワーでは有意な負の相関関係が認められた。加えて体格面である身長は測定された他のデータの多くと有意な相関関係が認められた。
収録刊行物
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- 大阪経大論集
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大阪経大論集 74 (6), 37-53, 2024-03-15
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018120834977280
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- NII書誌ID
- AN00028448
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- ISSN
- 04747909
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB