複式教育における合同学習とカリキュラム・マネジメント-三重県の事例から-

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タイトル別名
  • Collaborative Learning and Curriculum Management in Combined Grade Classes ; A Case Study of Mie Prefecture

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抄録

環境や教育条件によらず、どの地域の学校にあっても全ての子どもの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指すことが、今求められている。へき地・複式・小規模校にあっては、へき地複式の三特性「へき地性・・・へき地こそ体験活動の宝庫である」「小規模性・・・小規模こそ個性を生かす大地である」「複式形態・・・複式こそ自ら問題解決をする力を育むゆりかごである」を十分に生かし、未来に生きる子どもたち一人ひとりのために「令和の日本型学校教育」が目指す教育活動がすでに展開されているといえる。 本研究では,三重県のへき地・複式・少人数教育を事例として現状を把握し現状から学び、教員養成教育に生かすことを目的に次の2つの視点から考察する。一つ目に、三重県内の複式学級の授業形態のうち、複数の教員による異学年交流授業、すなわち合同学習についてアンケートに基づき検討を行った。二つ目に、中学校1年生から3年生までの合同授業の年間を通じた音楽科の授業の3年間を見据えたカリキュラムの編成のありかたについて、令和3年度よりの実践を通して実情や可能性等について検証した。

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