若年労働者における肥満の有病率とその関連要因についての文献検討

書誌事項

タイトル別名
  • Literature review of obesity prevalence and its associated factors among young workers

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抄録

目的:本研究の目的は,若年労働者の肥満有病率とその要因についての文献を系統的に検索することを通じて,既存の知見を総括することである.方法:若年就労者の肥満と関連する要因を検討した文献についてPRISMA for Scoping Reviews PRISMA 2020 Statementを参考に総括を行った.結果:PubMedと医学中央雑誌による検索結果から得た108件のうち7件を採用文献とした.肥満の有病率はエンジニアや医師などが高率であり職種による違いが認められた.エンジニアは入職時より肥満有病率が高かった.肥満に関連する要因は社会経済的要因,家族歴,幼少期の肥満,食事習慣に関するものが多かった.結論:若年労働者の肥満有病率とその関連要因について,文献を系統的に調査した結果,職種による生活習慣の違いが影響することが示唆された.さらにその違いは入職前から生じている可能性が示唆された.

収録刊行物

  • 三重看護学誌

    三重看護学誌 26 11-18, 2024-03-31

    三重大学大学院医学系研究科看護学専攻

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