電気泳動堆積法による導電性高分子の製膜過程に関する研究

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タイトル別名
  • Study on the Film-Deposition Process in Electrophoretic Deposition of Conjugated Polymer
  • デンキ エイドウ タイセキ ホウ ニ ヨル ドウデン セイ コウブンシ ノ セイマク カテイ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

導電性高分子薄膜を電気泳動堆積法で作製する際の製膜過程について行った実験的検討について報告する。1.0g/1と比較的濃厚な懸濁液を用いた場合、電気泳動堆積時に流れる過渡電流波形は平坦部とそれに続く明瞭な屈曲点で構成されており、光キャリアの動的過程の研究に用いられるTime-of-Flight法におけるものと類似したものであった。この屈曲点から電気泳動移動度を求めたところ、μ=7x10・5cm2/(V・s)という値を得た。また、懸濁液に仕込んだターゲット材料が堆積用の電極上に捕集される最終的な割合である材料効率を、堆積前後の懸濁液の光吸収スペクトルを測定することで求めた。その結果、導電性高分子の貧溶媒を多く含む懸濁液の場合に、95%以上という材料効率の値を得た。

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