継承語ベースのマルチリテラシー教育 : 米国・カナダ・EUのこれまでの歩みと日本の現状

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タイトル別名
  • Heritage-Language-Based Multiliteracy Education : Looking Back on US, CANADA, EU and the Current Situation in Japan
  • ケイショウゴ ベース ノ マルチリテラシー キョウイク ベイコク カナダ EU ノ コレマデ ノ アユミ ト ニホン ノ ゲンジョウ

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抄録

招待論文

本稿の目的は、継承語教育の歴史を振り返り、継承語ベースのマルチリテラシー教育における日本の現状と課題を探ることである。まず、「継承語」と同意語のように使われる用語を継承語文献データベース(HeritageLanguage DataBase, HLDB) から抽出し、出自・家庭・コミュニティ・マイノリティ・補助的などのキーワードを通して、継承語教育の特異性を明らかにした。次に、米国・カナダ・EUにおける継承語教育の変遷について、米国の学校教育の中の継承語使用、カナダの多文化主義、EUの複言語主義の観点から概観し、それらを踏まえて日本の国内外の継承語教育の現状を振り返った。最後に現在日本には継承語ベースのマルチリテラシー育成への道として「家庭と現地校」、「家庭と民族学校/外国人学校」、「家庭と母語教室/補習授業校と現地校」の3つの組み合わせがあり、それぞれにおける利点と課題について考察した。

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