バレーボールにおけるアタック決定率,アタック効果率,アタック決定率と アタック効果率の差の3 項目が試合の勝敗に与える影響について

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タイトル別名
  • Regarding the infl uence of three items on the outcome of a match, attack kill ratio, attack eff ectiveness ratio, and diff erence between attack kill ratio and attack eff ectiveness ratio in volleyball
  • バレーボール ニ オケル アタック ケッテイリツ,アタック コウカリツ,アタック ケッテイリツ ト アタック コウカリツ ノ サ ノ 3コウモク ガ シアイ ノ ショウハイ ニ アタエル エイキョウ ニ ツイテ

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抄録

本研究では,2023 年度関西大学バレーボール連盟女子1 部春季リーグ戦全66 試合を対象に,アタック決定率,アタック効果率,アタック決定率とアタック効果率の差の3 項目ついてセットカウント毎に比較し,それらが試合の勝敗に与える影響について調査した.その結果,全66 試合の平均値において,勝ちチームのアタック決定率,アタック効果率,アタック決定率とアタック効果率の差の3 項目において負けチームと比較して有意に大きな値が示された.セットカウント毎の比較では,3-2 で終わった試合については勝ちチームと負けチームのアタック効果率について有意な差が認められなかった.また,3-1 と3-2の試合においてアタック決定率とアタック効果率の差については有意な差が認められなかった.以上のことから,1 セットでも2 セットでも相手から奪い,さらには試合に勝利するためには,アタックにおける失点と相手にブロックされる本数を減らし,アタック効果率を下げずに,アタック決定率とアタック効果率の差をできるだけ少なくすることが必要になることが示唆された.

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