F-CPSにおける機能滞留を実現するためのWebAssemblyを利用したアプリケーション実行基盤の可搬性の性能評価

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  • Proposal of Application Execution Platform using WebAssembly for Data Retention System

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抄録

発生場所や時間に依存する時空間データとそれを処理する機能(アプリケーション) を対象の地域内に滞留させることで柔軟なデータ利活用を促進するフローティングサイバーフィジカルシステム(Floating-CPS,F-CPS) が提案されている.F-CPSでは,地域内の不特定多数のデバイス上で共通の機能を実行する方法として,コンテナ仮想基盤の利用が想定される.しかし,情報滞留システムを用いて原則ブロードキャスト通信を利用するF-CPSにおいて,データサイズが大容量になるコンテナではデータ流通に支障が出る可能性がある.そこで,F-CPSではWebAssemblyを利用した小型で汎用的なアプリケーション実行基盤が提案されており,本研究では,実機実験を通してその可搬性を評価する.実験の結果,データ転送時間を最大97.7% 削減し,F-CPSにおける高い可搬性があることを確認した.

電子情報通信学会 ネットワークシステム研究会(NS), 2023年7月12日 – 14日, 大阪大学中之島センター+オンライン開催

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