自然災害に備えた地域体制づくりの課題について――専門職後見人である社会福祉士の視点から――
説明
自然災害に備えた要支援者の支援体制を地域に構築するためには、「避難行動要支援者避難支援計画」を策定する各市町村の行政の力ばかりではなく、地域住民の自助・互助の体制、福祉サービス供給で築かれた共助の体制を活用した連携が求められる。特にも判断能力が不十分な「災害時要配慮者」である被後見人等の支援体制の構築にあたっては、被後見人登録からの支援に繋がる様々な手続きの明瞭化、避難行動要支援者名簿の適切な運用に関する事前取り決めの必要性、地域の防災体制における支援体制整備の未熟さからくる成年後見人の位置付けが、課題として明らかになった。
収録刊行物
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- 八戸学院大学短期大学部研究紀要
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八戸学院大学短期大学部研究紀要 58 19-27, 2024-03-29
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018351907241984
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB