プログラミング演習におけるエラー自動解説の有用性の評価

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  • プログラミング エンシュウ ニ オケル エラー ジドウ カイセツ ノ ユウヨウセイ ノ ヒョウカ

抄録

プログラミングを学ぶ初学者の多くが直面する困難の 1 つが,コンパイル時や実行時にプログラム開発環境(演習環境)から提示されるエラーメッセージを理解し,それらエラーの原因を特定,修正することである.本研究では,初学者のエラー特定や修正作業の支援を目的として,コンパイラが標準で出力するエラーメッセージに加えて,エラーの原因となる情報を含む解説文を自動生成し提示する手法を提案する.提案手法では,英文として提示されるエラーメッセージと共に,初学者がコード記述を行う画面と同じ画面でその解説文を閲覧することができる.オンライン授業システム C2Room 上で提案手法を実装し,評価実験を行った.評価実験では,初学者により引き起こされるコンパイルエラーや実行時エラー,また,演習中に学生とティーチングアシスタント間でやり取りされた質問チャットなどを分析した.その結果,解説の提示でプログラミングに関する質問数の割合が減ることを確認した.

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