書誌事項
- タイトル別名
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- Takushoku University in History of Showa-Kampo Medicine Reconstruction Thinking from the “Takushoku University Course of Kampo Medicine” in Prewar Postwar Japan
- ショウワ カンポウ フッコウシ ニ オケル タクショク ダイガク : センゼン ・ セン コウキ 「 タクショク ダイガク カンポウ イガク コウザ 」 カラ カンガエル
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抄録
本論文は、昭和一二(一九三七)年から一九(一九四四)年までの戦前期および昭和二四(一九四九)年の戦後期に拓殖大学が主催した漢方医学講座について、拓殖大学拓殖アーカイブズ事業室に収蔵される一次資料群を用いながら、昭和漢方復興と称される時期に拓殖大学が果たした役割や意義について論じたものである。明治期の西洋医学導入に伴い漢方医学は衰退するが、昭和戦前期には若い世代を中心とする復興運動が起こる。そのうちの偕行学苑により昭和一一(一九三六)年中に拓殖大学で漢方医学講習会が開かれ、翌年からは大学主催の漢方医学講座が毎年度開催され、戦前期だけで六〇〇人程度の修了者を輩出した。戦後は昭和二四(一九四九)年に拓殖大学主催の漢方医学夏期短期講習会が一度開かれたが、拓殖大学と漢方医学の関係は附属高等学校の理療科に場所を移して続いていた。そのため附属高等学校の理療科設置前後から撤退までを対象に、夏期短期講習会および理療科の展開について自校史研究の視点を交えながら整理と検証を行い、制度的な認可を受けた学校教育機関により漢方医学講座および鍼灸教育が行われた意義を考察した。
収録刊行物
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- 拓殖大学国際日本文化研究
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拓殖大学国際日本文化研究 (7), 17-69, 2024-03-25
東京 : 拓殖大学国際日本文化研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018428980104576
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- NII書誌ID
- AA12817840
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- NDL書誌ID
- 033436059
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- ISSN
- 24336904
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL