誰一人取り残さないを目指して:放送大学の障害者支援の取り組み

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  • No One Left Behind - Reaching the Goal Support Systems for Students with Disabilities at The Open University of Japan

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抄録

放送大学は1983年の開学以来、障害のある学生への支援の構築に努めてきた。その変遷については、筆者は英文で「放送大学の新しい挑戦:障害者支援の現状と課題」(2014)1という論考をまとめた。本論文の目的は2014年以降の動きを紹介するものである。 第一に国際的な動向を概観し、第二に日本において2016年に施行された障害者差別解消法が成立し、大学における障害者支援がどのように変化してきたか、について焦点をあてる。最後に放送大学の障害者支援、とりわけICTを活用した支援の進展や今後の方向性について議論する。障害者支援の構築は、少数の障害者の為だけではなく、高齢者や留学生など、学ぶことに困難を抱えている多くの学生への支援に繋がっている。

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