観測地震動と免震層最大変位に基づく免震層水平剛性の推定手法
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of Horizontal Stiffness of Isolation Layer Based on Observed Earthquake Ground Motion and Maximum Displacement of Isolation Layer
抄録
本研究の目的は,巨大地震発生前後において,免震建物の免震層の水平剛性を定量的かつ容易に評価する新たな手法を構築することにより,減災と早期復興に寄与することである.中地震発生時に加速度計とけがき式変位計によって観測された地震動記録と免震層最大変位を用いて,免震層水平剛性を推定する手法を提案する.観測地震波を入力地震動とした時刻歴応答解析により水平剛性のばらつきと免震層最大変位の関係を算出する.本関係とけがき式変位計による免震層最大変位が一致する水平剛性を推定結果とする.本研究では1 回または複数回の中地震による地震動記録と免震層最大変位の観測により,免震層の水平剛性を推定できる場合があることが例示された.
収録刊行物
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- 減災復興学研究
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減災復興学研究 1 24-28, 2024-03-31
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018428980940672
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB