手術看護の看護実践に関する文献検討 : 中堅以上の手術室看護師に焦点を当てて

書誌事項

タイトル別名
  • Literature review on nursing practice in operative nursing : Focusing on midlevel and above operating room nurses
  • シュジュツ カンゴ ノ カンゴ ジッセン ニカンスル ブンケン ケントウ : チュウケン イジョウ ノ シュジュツシツ カンゴシ ニ ショウテン オ アテテ

抄録

目的:本研究は、特殊な環境下にあり言語化が難しく、他者からの理解が得られにくいとされている手術看護の看護実践について、中堅以上の手術室看護師に焦点を当てて、その現状を明らかにすることを目的とした。 方法:医中誌Webを用いて、中堅以上の手術室看護師を対象に、手術看護の看護実践に関する内容が含まれている19文献についての記述内容を整理し概要をまとめた。 結果:手術看護の看護実践は、1.外回りの看護実践、2.器械出しの看護実践、3.倫理的要素・課題、4.専門性・自律性、5.魅力・やりがいの5つの切り口に大別され、それぞれが相互に関連し合っていた。 結論:中堅以上の手術室看護師による看護実践は、患者の代弁者として患者の尊厳を保ち安全を守るという意識が高く、倫理的要素が重要視されていた。また、他職種との協働において、コミュニケーションを図りマネジメント力を発揮して手術の流れを作っていた。それは、技術的側面のみならず非技術的側面の重要性を示唆していた。他にも、臨床知識の蓄積により、臨床判断力、看護実践能力が向上することで専門性や自律性が高められ、魅力ややりがいにも繋がっていた。

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