北海道の鮭産卵河川に於ける標識放流試験(II)西別川に於ける試験(1)

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抄録

河川に遡上したサケ親魚の生態,人工孵化,天然産卵やその他の減耗要因等を明らかにするため,1957,1958年に西別川14線捕獲場において親魚を標識放流し,上流部の西春別捕獲場で再捕した.再捕率は9月が低く,10月には最高で10月下旬から急激に低下していた.遡上速度は後期にゆくほど早くなり,未熟魚では遅かった.未熟魚と完全成熟魚は再捕率が低かった.外傷のある魚は4.5%再捕率が低かった.

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