尻別川におけるサクラマスのスモルト放流試験-1981年春放流標識魚の回帰-

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  • シリベツガワ ニ オケル サクラマス ノ スモルト ホウリュウ シケン 198

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抄録

サクラマスのスモルト化幼魚の放流効果を確かめるため,予備的試験放流が1981年春に尻別川で行われた.人工飼育により生産され鰭切除標識を施された約7万尾のスモルトが放流され,翌春母川付近の沿岸で481尾の回帰標識魚が再捕された.再捕魚の平均尾叉長は53.5 cm,平均体重は2.43 kgだった.河川では361尾再捕され,合わせた回帰率は6.5%と推算された.標識魚の回帰結果から,この地区から降海するサクラマスは海洋生活1年の後に母川回帰することが確かめられた.

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