講義で学生の思考を活性化するための「問い」に関する研究- 「総合的な学習の時間の指導法」を事例に -

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タイトル別名
  • A Research on "Question Words" to Activate Students' Thinking in Lectures

抄録

本研究は、大学の講義で学生に向けて、教員から発せられたどのような「問い」が、学生の思考活動に影響を与えているか、それを明らかにすることを目的としている。研究の手続きとしては、教員養成系の学生の協力を得て、オンデマンド教材を用いて、目的別に「問い」を設定し、それがどのような影響を学生に与えるかを分析している。学生の回答記述をテキストマイニングを用いて分析し、学生の理解を確認する問い、思考を活性化する問い、既習事項や専門性を活かす問いを検討している。結果として、いずれの問いにしろ、最後にその回答行動を促す「指示と関わる言葉の選択」が、学生の専門性を引き出し、多様で活発な論議を引き起こし、思考を活性化させる上で、意味を持つことが明らかになった。

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