GIGAスクール構想に伴う大学1年生のICTリテラシーの現状と学習支援ツールの使用状況 −ICTリテラシーⅠの授業結果及び質問紙調査より−
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抄録
GIGAスクール構想は、文部科学省(2019)から2019年度12月に政策として打ち出され、高等学校については、文部科学省(2021)から1人1台端末の整備促進について、通知が出された。そこで、今後、入学してくる大学1年生の情報活用能力、その中でもICTリテラシーが向上してくるのではないかと考え、その実態について調査することにした。その結果、2023年度の入学生については、まだICTリテラシーが向上しているとは言えないが、コロナ禍で、対面授業が難しかったこともあり、学習支援ツールとしてGoogle Workspace for EducationやZoomが、よく活用されていることがわかった。しかし、Googleドライブを使用してきたと回答していても、クラウドの概念を育成する上で大切なGoogleドライブへのファイルのアップロードやダウンロードの仕方は習得できているとは言えない状態である。今後、GIGAスクール構想により、学生のICTリテラシーがどのように向上していくのか継続して調べていき、不足している内容をICTリテラシーの授業で補いながら本来の情報活用能力育成の内容を増やしていくことが大学のICT科目として重要であると考える。
収録刊行物
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- 新見公立大学紀要
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新見公立大学紀要 第44巻 (1), 81-87, 2024-03-25
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018506568763776
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- NII書誌ID
- AA11439373
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB