いじめ悪化抑止に与える学級風土の影響を理解する授業開発 : ゲーム理論のコンピュータシミュレーションを用いて
書誌事項
- タイトル別名
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- Development and Evaluation of a Teaching Program to Understand the Influence of Classroom Climate on the Ease of Preventing Bullying from Worsening: Using Computer Simulation of Game Theory
説明
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[要旨] 我が国ではいじめの認知件数は増加傾向にあり、未だ多くのいじめが発生している。現状では発生したいじめが深刻化する前に対応することも重要ないじめ対策である。いじめの悪化が抑止できるかへの傍観者の行動や学級風土の影響が示されており、傍観者の立場に立った教育として、学級風土の影響を理解する教育が必要だと考えられる。そこで、本研究ではゲーム理論で知られているAxelrodのコンピュータシミュレーションをもとにしたコンピュータシミュレーションを用いて、いじめ傍観者の行動をモデル化し、いじめの悪化抑止への学級風土の影響を理解する中学生向けの授業を開発し実践した。その結果、生徒が学級風土の影響を理解できた生徒が多数であった。一方でゲーム理論について生徒に正確に理解させるには不十分であった。
収録刊行物
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- 千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書 = Chiba University. Graduate School of Humanities and Studies on Public Affairs. Research Project Reports
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千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書 = Chiba University. Graduate School of Humanities and Studies on Public Affairs. Research Project Reports 386 50-59, 2024-02-29
千葉大学大学院人文公共学府
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050018539560765696
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- ISSN
- 24348473
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB