ザッハー=マゾッホ「仕置き棒をもったアモール」における詩の所在:一枚絵(タブロー)としての愛とその読み損ない

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タイトル別名
  • Die Poesie in Sacher-Masochs "Amor mit Korporalstock"; Die Liebe als ein Tableau und dessen Unlesbarkeit
  • ザッハー=マゾッホ 「 シオキ ボウ オ モッタ アモール 」 ニ オケル シ ノ ショザイ イチマイエ(タブロー)ト シテ ノ アイ ト ソノ ヨミ ソコナイ

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抄録

ザッハー=マゾッホの短篇小説「仕置き棒をもったアモール」(Amor mit dem Korporalstock, 1874)のなかで登場人物メリン婦人が口にする謎めいた命題:「鞭打ちは詩的であり、棒打ちは野蛮である」を手がかりに、像と意味との緊張関係の中で成立するいわば〈像の詩学〉を抽出し、愛の成就が語りを必要とすること、ゆえに愛が文学的事象であることを結論づけている。

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