高次脳機能障害者支援普及事業の実施状況と質的成果指標の探索

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Support Dissemination Projects for Individuals with Cognitive Impairment after Acquired Brain Injury and Exploration of Qualitative Effect Indicators
  • コウジ ノウ キノウ ショウガイシャ シエン フキュウ ジギョウ ノ ジッシ ジョウキョウ ト シツテキ セイカ シヒョウ ノ タンサク

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説明

《目的》高次脳機能障害支援普及事業の実施状況を明らかにし、高次脳機能障害者支援普及事業の質的な成果指標を探索することである。 《方法》国立障害者リハビリテーションセンターホームページの高次脳機能障害支援普及事業拠点機関119か所を対象に高次脳機能障害支援普及事業の実施状況、高次脳機能障害の相談支援の実施状況、医療福祉連携の質的な成果の質問紙調査を行い、単純集計、相関分析、因子分析を行った。 《結果》59か所より回答が得られた(回収率51.3%)。年間相談件数と講演会、事例検討会、支援者連絡会、支援者向け専門相談、障害当事者・家族会の年間実施回数には相関がみられた。また年間相談件数と就労サービスの開始、福祉サービスの開始、復職・就職した人数にも強い相関がみられた。高次脳機能障害支援普及事業の質的成果は3因子が抽出され、第1因子は「重層的連携」第2因子は「社会参加の達成」第3因子は「相談支援の結果」と命名された。 《結論》年間相談件数は支援普及事業の効果を反映していた。高次脳機能障害者支援普及事業の質的成果の3因子は効果判定に利用可能と考えられる。

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