減量を目的とした保健指導に行動変容テクニック(BCTs)を活用した研究の動向

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タイトル別名
  • Trends in Research on the Use of the Behavior Change Techniques in Weight Loss Guidance
  • ゲンリョウ オ モクテキ ト シタ ホケン シドウ ニ コウドウ ヘンヨウ テクニック(BCTs)オ カツヨウ シタ ケンキュウ ノ ドウコウ

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抄録

《目的》体重の減量や増加予防を目的とした保健指導に、国際標準化された行動変容テクニック(The Behavior Change Technique:BCTs)を活用した研究の動向について網羅的に調査し、活用内容・方法・効果に関する現状と今後の課題への示唆を得る。 《方法》体重の減量や増加予防を目的とした保健指導にBCTsを活用した研究の動向について幅広い視点を得るために、ナラティブレビューを行った。2018年から2023年までに英語で公表された文献を対象とした。 《結果》対象文献は7件であった。研究デザインは、レビュー論文6件、介入研究1件であった。レビュー論文6件に共通して特定された10BCTsは、目標や計画の立案の促進と、行動のフィードバック・モニタリングを支援する内容などであった。介入研究のプログラムには、介入群に12BCTs、対照群に3BCTsが組み込まれていた。 《結論》本研究で確認されたBCTsは、わが国の肥満者を対象とした保健指導においても有用性が期待されるテクニックである。しかしながら、BCTsは海外で開発され、検証されたテクニックであるため、わが国の保健指導へ適用するためには国内でのエビデンスが求められる。

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