Aさんの家族とのかかわりにおける自己決定支援-子どもの意見表明からはじまるファミリーソーシャルワーク実践-

書誌事項

タイトル別名
  • Aサン ノ カゾク ト ノ カカワリ ニ オケル ジコ ケッテイ シエン : コドモ ノ イケン ヒョウメイ カラ ハジマル ファミリーソーシャルワーク ジッセン
  • Self-determination support in relation to Ms. A’s family―Family Social Work Practice Beginning with the Child’s Expression of Opinion―

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抄録

X 地域で実父らとともに生活をしていたAさんは、ネグレクト(所謂ごみ屋敷)を主訴として施設入所にいたった。入所後安定した生活を送るAさんに比して、実父の生活環境は改善が見られない。Aさんの退所後「パパと一緒に暮らしたい」と吐露・意見表明を行ったことを契機とし、実父との同居生活がAさんの退所後生活場所における自己選択のひとつとなるように、家庭支援専門相談員は実父との信頼関係構築とともにごみ撤去および実父の転宅などを支援した。  家庭支援専門相談員は、Aさんが実父との同居是非について、できるかぎりの判断材料を獲得できるように、Aさんが実父との生活再開に向けて体感・想像したうえで意見形成を行うことを支援した。Aさんは、ごみ屋敷の現実を目の当たりにし、また今後推測される実父との同居生活に不安を感じ、一人暮らしを行うことを自己決定した。

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