福山港泊地における副振動の特徴

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タイトル別名
  • Characteristics of the Secondary Undulation in Fukuyama Inner Harbor Area
  • フクヤマコウ ハクチ ニ オケル フクシンドウ ノ トクチョウ

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説明

福山港泊地で観測された海面の固有振動に関する数値計算を現実的な海底地形に基づいて実施し、その空間分布の特徴について調べた.同泊地では振動数1.4cph(周期約43分)付近に顕著な潮位変化が生じており、これは泊地最奥部で潮位変化が最大となる副振動を表している.南海トラフ地震発生時に福山港沖合に到来すると予測される津波波形には、この副振動の周期に近い周期約66分の成分が含まれている.そのため、津波が到達した泊地最奥部付近では、福山港沖合よりも約1m高い潮位上昇となることが推察された.これは,満潮時において潮位が標高4.6m弱に達する可能性を示唆している.

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