コマツナ白さび病に対する電解機能水の防除効果
書誌事項
- タイトル別名
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- コマツナ シロサビ ビョウ ニ タイスル デンカイ キノウスイ ノ ボウジョ コウカ
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説明
高い殺菌活性をもつ電解機能水は化学農薬の代用として農業に用いることができる。しかし,使用に関するガイドラインがないため,防除効果に均一性がない。本研究では自然発生したコマツナ白さび病を用いて数種類の電解機能水の防除効果を調査し,最適な電解機能水の種類と散布間隔を検討した。3日ごとに407 mg/Lの電解次亜水を散布すると高い防除効果が得られたがコマツナ葉に生理障害が発生した。しかし,111 mg/Lの電解次亜水を散布した場合は生理障害が発生することなく化学農薬と同等の防除効果が得られた。作業日数を減らす目的で6日ごとおよび12日ごとに104 mg/Lの電解次亜水を散布したが3日ごと散布と比較して高い防除効果が得られなかった。そのため,作業日数不利を解消するために灌水の可能性を提案した。電解次亜水は灌水した場合でも土壌汚染への影響が少ないことから,持続可能な農業に貢献できると期待できた。
収録刊行物
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- 開発学研究
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開発学研究 34 (1), 10-16, 2023-07
藤沢 : 日本国際地域開発学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050019058225166592
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- NII書誌ID
- AN10358482
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- ISSN
- 09189432
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- NDL書誌ID
- 033012150
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ