ケチュア証開のことわざ: ペルー・クスコ地方を中心に

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本稿は、南米ペルー・アンデス南部のことわざ(refranes) やいいまわし(dichos) を、同地方の代表的な土着言語であるケチュア語のまま紹介することをその目的とするものであり、また本誌第一〇号所収の拙稿「ケチュア語のなぞなぞ」の姉妹編に相当する。したがって、本稿のことわざもまた筆者らが直接採集したものではなく、アンデス司牧研究所でケチュア語講師をつとめてきたケチュア語話者たちが記録したもの[IPA n.d.] を中心に、若干他のもの[Alvarez Quispe 1988]から補充し、再録したものである。また、ケチュア語の表記についても、前稿と同じく、一九七五年一〇月にペルー政府により制定された正書法(教育大臣令第四〇二一ニー七五号) のうちクスコープーノ地方に関するものにほぼ準拠している。なお、イタリック体はスペイン語からの借用語である。

Journal

  • 奈良史学

    奈良史学 (12), 55-63, 1994-12-01

    奈良大学史学会

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