ヨーロッパにおけるハラールサービスのあり方とハラール基準―現地調査から明らかになったこと

書誌事項

タイトル別名
  • Halal Services and Halal Standards in Europe-Insights from the Field Survey-
  • ヨーロッパ ニ オケル ハラールサービス ノ アリカタ ト ハラール キジュン : ゲンチ チョウサ カラ アキラカ ニ ナッタ コト

この論文をさがす

説明

「ハラール」はイスラム教義によって「許された」という意味をもつアラビア語である。ハラールマークはムスリム(イスラム教徒)向けの製品・サービスに付けられるもので、ハラール認証制度とともに、ここ20年ほどの間に世界規模で急速に普及した。本稿は、ヨーロッパにおけるハラールサービスのあり方とハラール基準に関する現状を把握するため、2023年にヨーロッパ5カ国(オーストリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、イタリア)で実施した約3週間の現地調査から明らかになったことをまとめたものである。ヨーロッパにおけるムスリム人口の割合は日本よりもはるかに大きい。しかし訪問した5カ国国全てにおいて、ハラールマーク付き製品が一般の食料品店に並んでいる風景はなかった。ハラール認証を取った製品であってもハラールマークをつけることが国によっては憚られる状況さえあった。ハラール基準については、ヨーロッパでは適切に洗浄することで、ハラールと非ハラールの製造ラインを共有することを認めるハラール基準も保持されていることが確認できた。しかし、ヨーロッパにおいても、ムスリム多数派国の厳格なハラール基準の影響を受け、クロスコンタミネーション(交差汚染)管理がますます厳格化している現状があった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ